125cc 通勤バイク Z125PROのオイル交換を自分でしてみました
バイクで快適通勤しているオッサンLABO(@ossan_labo)のオッサンです
毎日のバイク通勤、人間には快適でもバイクには過酷です
毎日通勤でオッサンLABOを乗せて、走り続けているZ125PROをたまには労わらねば
ということで “自分で出来るバイクメンテナンス”は、自分でやらなければ!
ということで今回の記事テーマは・・・
という記事の内容です
バイク オイル交換
さてバイクのエンジンオイルは、走行距離が増えれば増えるほど汚れます
車のエンジンオイル交換は、よく耳にしますが・・・
バイクにとってもエンジンオイル交換は、とって重要なメンテナンスです
もしエンジンオイル交換をしていないと、エンジントラブルにも繋がります
エンジンオイルって何?
そもそもエンジンオイルって、どんな役割があるか知っていますか?
エンジンオイルには、主に4つの役割があります
- 潤滑:エンジン内部のパーツをスムーズに動かします
- 洗浄:エンジン内部のパーツを洗浄します
- 防錆:エンジン内部のパーツを錆から守ります
- 冷却:エンジン内部の熱を冷却します
つまりエンジンオイルは、エンジンを中から守る重要な役割をしているのです
そんなバイクの心臓部エンジンを守るエンジンオイルですが・・・
オイル交換しない場合どうなるのでしょうか?
“すぐにバイクのエンジンが壊れます” なんてことはないので安心してください
ただエンジンオイル交換をしないと、エンジンの調子が悪くなるのは確かです
燃費が悪くなります
古いエンジンオイルだと、役割の一つ “潤滑性能” 低下するため・・・
エンジンがスムーズに動かなくなります
エンジンがスムーズに動かないと、その分よけいな動力が必要になります
そのため通常以上のパワーを出すために、燃料が過剰に消費されてしまいます
振動が大きくなります
エンジン内部では、燃焼と呼ばれる“爆発”でパワーを生み出していますが・・・
その際に “すす” みたいな、カーボンスラッジと呼ばれる”ゴミ”が発生します
その “ゴミ” が、エンジン内部に溜まらないようにエンジンオイルで洗浄するのですが・・・
古いエンジンオイルだと、十分に洗浄できなくなりエンジンが正常に動作できなくなります
加速が悪いしエンジンの振動が大きい場合は、古いエンジンオイルが原因かもしれません
エンジン内部から異音がします
古いエンジンオイルになると、うまく “潤滑・洗浄” ができなくなるため・・・
エンジン内部のパーツが、磨耗したり傷つくことになります
エンジン内部は、非常に精密な造りになっているため・・・
ちょっとしたパーツの誤差で動きがくるって、パワーダウンに繋がります
エンジン内部の金属パーツに誤差が生じると・・・
エンジン動作時にカンカン!キンキン!といった異音が発生してしまいます
最悪エンジンが止まります
一番最悪なのは、エンジンが急に止まってしまうことです
エンジンオイルには “冷却効果” がありますが・・・
古いエンジンオイルは “冷却効果が低下” するため、エンジン内部が超高温になります
エンジン内部のパーツは金属ですので、冷却ができないと・・・
金属が溶けて他のパーツと固着こしてしまい、エンジンが止まってしまいます
こうなるとエンジンの修理は難しく、エンジン載せ替えになる場合があります
バイクのオイル交換の時期と工賃は?
たかがエンジンオイルされどエンジンオイル・・・
エンジンオイルの交換を軽く見ていると、取り返しのつかないことになるのです
そのため定期的なエンジンオイル交換が必須ということです
バイクのオイル交換時期
とはいえ普段は見ることのできない、バイクのエンジンオイルですが・・・
いつ頃交換?すればいいのでしょうか
目安としては、“走行距離と期間” があります
走行距離で交換する場合 | 前回交換した期間で交換する場合 |
3000km~5000km | 半年に一度 |
“オイルゲージ”と呼ばれる、油量を図るゲージがあるので・・・
オイルゲージに付着したオイルを布でふき取り、色で交換時期を判別する方法もあります
ただこの方法は結構難しいので、一般的には距離と期間でオイル交換をオススメします
ちなみにオイルエレメントは、オイル交換ついでに2回に1回交換するのが一般的です
オイルエレメントとは、オイルフィルターとも呼ばれ、オイルに混じった不純物(スラッジ等)を取り除くフィルターとして役割があります。
バイクのオイル交換費用
さて気になるバイクのエンジン オイル交換費用ですが・・・
- 2,000円~3,000円 + オイル代
上記が一般的なオイル交換費用となります
エンジンオイル自体、安価なものから高額なオイルまでありますが・・・
一般的な街乗り用のバイクであれば、2,000円ほどのオイルで十分だと思います
つまりお店にバイクを持ち込んで、エンジンオイル交換をしてもらう場合・・・
交換費用は、5,000円~6,000円あれば十分足りると思います
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Z125Pro オイル交換を自分でしてみた
長くバイクのエンジンオイル交換しないのは、バイクにとって良くないので・・・
“走行距離と期間” から、定期的にオイル交換をしたいですね
近所にバイクのお店が無いんだけど、どうすればいいの?
という人も多いと思います
オートバックスなどの車用品店では、オイルは売っていますが・・・
バイクのエンジンオイルの交換には、対応していないのがほとんどです
もしバイク専門店があっても、オイル交換費用に数千円と時間が取られてしまいます
だったら ”自分でオイル交換” した方が、費用と時間の節約になりますよね?
オイル交換に必要なモノ
「オイル交換なんてしたことが無い!」という人でも大丈夫です
バイクのオイル交換は意外と簡単で・・・
必要な道具さえあれば、初めての人でも簡単にオイル交換が出来ますよ
自分でオイル交換してみよう!という人は、まず必要なモノを揃えましょう
新品のエンジンオイル
まずは絶対に必要なのですが、 “新品エンジンオイル”が必要ですね
「どれを買えば良いのかわからない!」という人もいると思いますが・・・
メーカー指定のエンジンオイルを使うのが一番です
もちろん走行環境などでオイルを変えたほうが良いですが・・・
迷った時は、通勤・スポーツ走行までカバーする、ウルトラG2がオススメです
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125CCバイクの場合は、オイル量も1.0Lくらいなので2,000円で十分購入できます
この記事では、4サイクルのエンジンオイルを前提に紹介しています。
ワッシャー
オイルタンクの栓となる “ボルト” の隙間を無くすワッシャーも必要です
出来ればオイル交換ごとに新品にするほうが良いのですが・・・
1度位の再利用であれば、オイル漏れの可能性は少ないと思います
まずは一度目のオイル交換で、ワッシャーサイズを確認して・・・
2度目のオイル交換で、新品に交換するようにしましょう
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オイル処理ボックス
そして意外と忘れがちなのが、古いオイルの処理ボックスです
古いオイルは、そのまま垂れ流すと有害で環境汚染になりますし・・・
そもそも不法投棄になるので、必ず処理ボックスで集めて一般ゴミに捨てましょう!
125CCの場合、古いオイル量は1.0Lなので・・・
2.5Lサイズの処理ボックスを購入すれば、十分対応することが可能だと思います
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メガネレンチ
最後は、オイルタンクのボルトを取り外すための工具です
バイクのボルトサイズによって、工具のサイズも変わりますが・・・
国産車であれば “12mm~17mmのメガネレンチ” があれば対応可能だと思います
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スパナレンチの場合、ボルトを”ナメル”可能性があります。ボルトが変形すると緩めることが出来なくなるので注意が必要です。
オイル交換手順
では必要なモノが揃ったので、ここからはZ125PROオイル交換を紹介していきます
バイクの種類によって、オイルタンク位置やオイル投入口は違いますが・・・
基本的にバイクのオイル交換手順としては同じです
バイクのエンジンオイル交換はする時は、十分にエンジンが冷えてからにしましょう。走行した直後にオイル交換をすると、ヤケドする危険性があります。
オイルタンクを確認する
まず初めにバイクのオイルが溜められている、オイルタンクを確認します
Z125proの場合は、車体下部中央にオイルタンクのボルトが見えました
ネイキッドタイプでもスクータータイプでも、エンジンは車体中央にあるので・・・
基本的に車体の下を除けば、オイルタンクのボルトが見えると思います
ボルトを押さえながら緩める
次にオイルタンクのボルトをメガネレンチで、軽く緩めます
次に、オイル処理ボックスをボルトの真下に設置して・・・
古いエンジンオイルが漏れない用に、ボルトを手で回せるくらいまで緩めます
あとはオイルが漏れないように ”ボルトを上へ押さえつけながら” ゆっくり緩めて・・・
完全にボルトが外れたら、一気にボルトを外します
これに失敗するとオイルが手にかかって、臭いと汚れが着いて大変ですよ
ボルトを締め付ける
古いエンジンオイルを抜いている間に、栓になっていたボルトを綺麗に掃除して・・・
新品ワッシャーを取り付けます
ボルトを掃除する時には、金属片などが付着していないか確認します。万が一金属片が付着している場合は、内部パーツの欠損が考えられますので、バイク専門店に持ち込むことをオススメします。
1.0Lくらいなら古いエンジンオイルが抜けきるまで、5分程度です
古いエンジンオイルが抜けきったら、ワッシャーを取り付けたボルトで栓をします
本来なら“締め付けトルク”と呼ばれる、規定の力でボルトを締めるのですが・・・
トルクレンチなんて無いので、軽く工具で締めた後に+45度くらい締めればOKだと思います
あまりに強く締め付けると、ネジ切れて修理に出す必要が出てくるので力加減が重要です
エンジンオイルを入れる
ボルトの締め付けが終われば、新品のエンジンオイルを投入します
Z125PROは、リヤブレーキペダルの横にオイル投入口があります
オイルの容量は、バイクにもよりますが、Z125PROはオイル缶が全部使って丁度です
バイクのオイル注ぎ口って小さいので、上手に入れないと漏れてしまいますが・・・
オイル注ぎノズルなどがあれば、キレイにオイルを入れることが出来ますよ
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エンジンオイル量をチェックする
新品オイルを入れ終わったら、バイクを水平にしてオイル投入口のキャップを締めます
キャップを締めた後、もう一度キャップを取り外すと・・・
キャップの先端がオイルレベルゲージになっていて、オイルの量を測れます
エンジンが冷えている状態で、ゲージの半分くらいまであれば十分ですが・・・
もしゲージにオイルが付着しなければ、追加する必要がありますね
最後にバイクのエンジンをスタートして、しばらくアイドリングして・・・
オイルを抜いたボルト周辺から、オイル漏れが無ければ作業終了です
自分でオイル交換して快適バイク通勤
ということで今回は、毎日通勤で使っているバイクのオイル交換をしました
作業時間にして “15分程度” の作業時間で、オイル交換を終えることが出来ました
工具は自宅にあるものを使用したので、“交換費用1,700円”で済みました!
今回のオイル交換費用
- Honda ウルトラ G1:980円
- 純正ワッシャー(5枚入):340円
- オイル処理ボックス:380円
自分でバイクのオイル交換をすると、時間も費用も節約になりました
これで暫くは、Z12PROも機嫌よく走ってくれそうです
毎日通勤で使っている大切なバイク、みなさんも自分でメンテナンスしてみませんか?
この “快適通勤研究所” では、電車通勤やバイク通勤など・・・
様々な、快適に通勤するアイデアをご提案をしています
今後とも”快適通勤研究所”をよろしくお願い申し上げます